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御嶽山 - おんたけさん - |
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![]() 【東側から見た御嶽山】 |
江戸時代以降全国に広がった御嶽教の結果、「おんたけ」「みたけ」と称する山は無数にあり、例えば秩父には秩父御岳山(ちちぶみたけやま)という山がありますが、特に「御嶽」と表記した場合はこの木曽の御岳山を示すようです。 ちなみに宗教的には「御嶽」、登山情報では「御岳」と記される傾向があるようですが、手元の国土地理院の地図にははっきり「御嶽山」と表記されています。 深谷久弥の著した『日本百名山』には「60 御嶽」として紹介されていますが、どうも一般的には「御嶽山(おんたけさん)」として人口に膾炙しているように思われます。 ガイドブック等の分類では北アルプスの一峰とされているのを見かけますが、富士山と同じ独立峰です。 それは、一目この山の孤高に聳える姿を眺めた人なら、たちまち納得できることでしょう。 また、特徴的なこととして、山頂部に4つの峰と5つの山上湖を持ちながら、それらが巨大なひとつの頂上となっている不思議な山でもあります。 最高点・剣ヶ峰は標高3063mの高度を誇り、日本にわずか21座しかない3000m級の山の一角を占めています。 平成の今日もなお白装束の登拝者が目立ちますが、そのように真摯に山と向き合う人々の姿は、たいへん稀有な素晴らしい光景であると感じました。 実際、すれ違う登山者のマナーは概ね良く、入山者数の割にはゴミも少なく、山を大切にしている感じで好感が持てました。 |
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この日は剣ヶ峰に登頂後、直近の山小屋「旭館」に一泊。 翌日、三の池を目指したのですが、霧と風のために二の池付近でリーダーの判断により撤退。 時間に余裕があったので、王滝頂上から奥の院を周遊して下山しました。 まだまだ、残り三つの池や三つの峰を見ることができず、御嶽山の山頂の広大さを知りました。 |